PANewsは5月14日、フランス24によると、フランスのブルーノ・リテールロー内務大臣が、最近頻発している仮想通貨企業関連の誘拐事件に対処するため、今週金曜日に同国の仮想通貨業界の専門家会議を招集すると発表したと報じた。この決定は、5月13日にパリで起きた誘拐未遂事件の直後に下された。この事件では、フランスの仮想通貨起業家の娘と孫が覆面をした4人の襲撃者に路上で襲われたが、軽傷で逃げ出した。この女性はフランスの暗号通貨取引プラットフォーム「Paymium」の共同設立者兼CEOの娘だと報じられている。フランスでは近年、仮想通貨に関連した誘拐事件が数多く発生しており、1月にはレジャーの共同創業者であるデビッド・バランド氏が誘拐され、拷問を受けた。

リテールロー氏は「仮想通貨起業家らと協力し、セキュリティ対策について議論し、リスクへの意識を高めていく」と述べ、「たとえ海外に逃亡したとしても、犯罪者はどんな犠牲を払ってでも追跡する」と付け加えた。