PAニュースは4月18日、著名な経済学者アダム・ポーゼン氏が、トランプ政権が開始した貿易戦争により米国の景気後退の可能性が高まり、米国は数十年で最大のスタグフレーションショックに直面する可能性があると警告したと報じた。ポーゼン氏は今週の演説で、トランプ大統領が各国と合意に至ったとしても、関税は長期間維持され、物価上昇、インフレの進行、経済成長の鈍化につながる可能性があると指摘した。
彼は米国の景気後退の可能性を65％と見積もっている。ポーゼン氏は、ＦＲＢが金利を引き下げすぎたため、物価上昇に対応できなくなるか、急激な金利引き上げを余儀なくされ、経済にさらなる圧力がかかる可能性があると強調した。同氏はまた、トランプ大統領の経済政策が世界的な不確実性を高めており、各国が米国の行動の影響から自国を守るために団結する可能性があると指摘した。ポーゼン氏は、被害の修復には何年もかかる可能性があると考えている。
