PANewsは5月13日、デルがビットコインを会社の資金に組み入れることを求める株主提案を正式に拒否したと報じた。デルは5月9日付の回答書簡で、「複雑な問題を深く掘り下げすぎて株主の十分な情報に基づく判断を妨げ、その結果、会社を不適切に細かく管理することになる」提案は除外される可能性があると述べた。この提案を支持する声明では、提案者が会社の現金管理と投資構造の構築における経営陣の裁量を細かく管理する意図を示しており、デルは現金と債券の一部をインフレを上回るパフォーマンスを示すビットコインなどの資産に置き換えることを検討すべきだと主張している。しかし、スタッフは以前から、企業に特定の形での投資を要求すると、通常の業務に関する経営陣の裁量が不当に制限されることになる、と指摘していた。仮想通貨資産への投資を要求するか、あるいはそのような資産からの撤退を要求するかに関わらず、この提案は会社を統治する上で経営陣と取締役会の自主性を不当に制限するものである。